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「本当なのよ~!」
レイヴンは慌てて二人と一匹の後を追いかけた。一方、ハルルでは・・・
「ん~・・・そよ風が気持ち良いです・・・」
鮮やかな桃色の髪の女性が家の外に出ていた。
「あら?ハルルの樹に誰か居ます・・・あのー!何をしてるんですかー!?」
「!?」
女性の大声に少女は驚いたように振り返った。
「誰・・・?」
「あ・・・私、エステリーゼと申します!良かったら、エステルって呼んで下さい!」
女性は帝都ザーフィアスに戻らずハルルに移り住んだ皇族のエステリーゼ・シデス・ヒュラッセインだった。
「エステリーゼ・・・エステル・・・じゃあ、遠慮なくエステルと呼ばせてもらうね・・・」
「はい!ところで貴女は?」
「私?私は・・・リディス・・・リディス・ファオラ・・・」
エステルの質問に少女、リディスは照れながら答えた。
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