No.2 出会い

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だが、怒りを振るい軍人に掴みかかったとしても撃ち殺されるのがオチだろう。 冷静になれ、弟達に無事食べ物を届けなければいけない。 僕の帰りを待つ弟達に笑顔を見せなければいけない。 自分自信の怒りを抑えるために言い聞かせた。 軍人にバレないように物陰にいた事で数分間深呼吸を大きくしてもバレなかった。 未だに笑い声をあげているためどっちにしろバレていなかっただろう。 心を落ち着かせて、覚悟を決め僕はテントの横の寝ている動物にもたれ置いてある袋に近づいてく。
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