禁書と彼女

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彼女の腕を見る、はっきりと形は分からないが刺青のようなものが見える 細くて白い腕には合わないどす黒い色で 刺青、アザ、タトゥー、火傷跡、いくつものパターンが思い付いた、しかしどうもおかしい まあまだはっきりとは見えていないのでなんとも言えないが 「私、どこか変かな?」 彼女はもじもじしながら聞いてくる 「いっ、いや、どこも変じゃないよ」 しまった、悟られたか!! 彼女は一回転してスカートをヒラヒラさせた 俺は腕を見ようとしたが一瞬の事だったためよくは見えなかった 彼女は再び椅子に座る 机は彼女が着替えに行っている間に片付けておいたため一応綺麗にはなっている ただティーセットはそのままだ 金持ちは陶器とかを大切にするイメージがあり動かすのが怖かったからである
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