プロローグ後編

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私は窓、そう、窓付き。 茶色い髪の毛、長い髪を三つ編みした高校二年生 私はね、夢の世界で旅をして気づいたの。 夢の隅々まで見て、感じたの。 私はもう、現実世界で生きる未練は、何も無いって だから、ベランダの柵に建てた階段を上がって 小さな籠(カゴ)から外に舞い上がるの その前にもう会う事の無い、儚い人達に手紙を書いた この世界に未練は無いから、今まで有難うの気持ちを込めて 私に旅をさせてくれた夢達にも、感謝の気持ちを込めて 『今まで有難う。』 メールは、送って 手紙は、机の上に置いた 宛てた手紙やメールがたとえ、本人達に届かなかったとしても、 私のことを皆嫌いでも構わないから、 私が存在したことを誰かに覚えていて貰いたかった 私よ、さようなら、 そして、私は空に落ちた →
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