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目を開けると闇が広がっていた
「…っ…ぁ゛!?」
声を出そうとした瞬間に喉や口の中、発声する器官全てが干からびており、
声でなく、音が出た感じがした
…今すぐ水を喉に流したい
カラカラなんてモンじゃない
喉が空気を吸うたびヒュコヒュコ鳴り、鳴る度に喉が痛い
あ…目が闇に慣れてきた。
体をフと見ると、どうやら私はベットの上で寝ているらしい
一旦体を起こそうとしたが、
何故だか身体中が想像したよりも重苦しく、動かすこともままらなかった
しかたないので、痛々しいが肩を横に倒して転がってベットから落ちることにした
本当に何故だかわからないが、身体中が重苦しい
ドタブチンッ!!
「っ~!!」
落ちる衝撃は覚悟した
しかし、しかしだ
まさか腕に針がブッ刺さっているとは思いもしなかった
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