トイレで

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23時になってみんな段々と酔いがまわってきた。 帰る人もいた。 麗子は22時に帰ったし。 あたしもそろそろ眠くなってきた。 帰ろうかな。 千里を見るとカラオケのテレビの横で店長とイチャイチャしている。 千里・・・店長に? 双子にいかないのか。 誠くんはさっきからバラードばっかり歌ってるし。 あ、双子の兄の春がいない! トイレ? チャンス! あたしは男子トイレの前で待っていた。 「おおっ!びっくりした!」 春くんはトイレから出てきてびっくりしてた。 「なんか、つまんなくない?」 あたしが腕にしがみつくと 「もしかして誘ってます?」 「うん♪わかる?」 「そうだ!店長と千里さんヤバくないっすか?」 「今頃、別のBoxでやってるかもね。」 「え・・・」 「見に行ってみる?」 「ここのバイトってそういうのアリなんですか?」 「ま、店長があのようにチャラいですから。」 あたしは恥ずかしがる春くんの手をひいてパーティールームに戻った。 「ほら!いない!」 「ホントだ。」
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