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「3番ルームの焼きそばとピザできましたー。」
「あ、はーい!」
3番ルーム?
あの高校生のところだ。
千里?
いない。
なんだ、せっかく料理持って行かせようとしたのに。
ま、いっか。誰が持っていってもいいもんね。
コンコン
「失礼します。」
男子高校生二人は大音量を響かせながら歌っていた。
焼きそばとピザをさっさと置いて出ようとすると
千里がカッコイイって言ってた男の子に紙を渡された。
?
カウンターに戻って紙を開くと
『デートしてください。080-44××-×××× 』
え!あたし?
あたしにくれたわけ?
千里は向こうで店長と仲良く話してるし。
高校生には興味ないって言ってたし。
あたしいっていいかな?
仕事が終わって帰ろうとするとちょうど春くんも帰るところだった。
「よ♪おつかれ!」
「お疲れ様です。」
「相変わらずかたいんだから!」
「そんないきなり変われませんよ。」
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