高校生

3/7
前へ
/93ページ
次へ
「真面目なんだから(笑)」 「俺、不真面目かも。」 「え?」 春くんはあたしをビルの陰に連れていった。 そしてあたしの腰に手をまわした。 「仕事中ずっと真弓さんのこと考えちゃってた・・・。エッチしたからってさ。好きになっちゃったかも。」 「それが不真面目?(笑)そんなの全然、不真面目じゃないよ。ふ・つ・う。」 「あぁ、やっぱり小悪魔みたいだ。」 「ふふっ。」 お互いの唇が近づいて キスをした。 「んんっ・・・お店近いからバレちゃうよ?ここでするの?」 「ラブホ行こう。金ないから2時間だけ・・・」 「真面目じゃないじゃん。行ったことあるんじゃん。」 「ま、前の彼女と一回だけだよっ。しかも一年前だし。」 「ふーん。」 あたしたちは手をつないでラブホまで歩いた。 ゲッ!麗子と賢ちゃん! この辺はこの一軒しかラブホないから出くわす確率も高い。 「春くん、隠れて。あの二人が入ってから!」 「あ、麗子さんだ。」 「シッ!」
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1003人が本棚に入れています
本棚に追加