1003人が本棚に入れています
本棚に追加
フリーターでお金がないことを抜かしたらいい男なのにな。
ま、そこまで本気じゃないから麗子という彼女がいる賢ちゃんと付き合ってるんだけどね。
あたしは平和な恋なんかしたくないの。
誰のものでもいい。
誰のものにもなりたくない。
ドキドキしてたいの。
いつも
いつも。
「おはようございまーす。」
あたしが更衣室に入ると1番仲良しの千里がいた。
「ちょっとちょっと!真弓!大変!」
「な、なに?」
「あ、あんた賢司くんとしてきたね?」
「え、なんで?」
「チョーウケる!キスマーク!今時つけるか?首についてるよ。」
「ヤダー!あのやろー!」
「あははっ!ってそれより!超イケメン入った!二人!遠目で見ただけだけど!」
「またー、千里のイケメンってズレてるじゃん。」
「ホントだって!」
千里はあたしの何もかもを知っている。価値観も似てるし話しやすい。
千里が男だったら
好きになってたかも。
二人でユニホームに着替えてホールに出た。
店長と男の人二人が輪になってなんか話している。
最初のコメントを投稿しよう!