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「あー、うそ。歓迎会出るのやめたら?」
「そうやって大槻兄弟を狙うつもりでしょ!」
「狙わないよ~」
「決めた。あたし今夜浮気する!」
「え?千里、そんな自暴自棄にならないでよ。」
「いや、浮気する!!」
千里は本気なようだ。
あたしも
そろそろ新しいドキドキ欲しいな。
バイトが終わったあとみんなで料理作ってテーブルに並べた。
男6人と女4人か。
人数少ないと盛り上がらないんだよね。
「大槻兄弟!我がカラオケレストランにようこそ!仲良くみなさんでがんばっていきましょう。では乾杯!」
「かんぱ~い。」
「わ、このから揚げおいしい。」
あたしが笑顔で食べていると
「あ、それ春が作ったやつですよ。な、春。」
双子が話しかけてきた。
「お、おう。今日習ったばかりのな。」
春くんは照れ臭く笑った。
「えーホントに?おいしいよ。」
「あ、ありがとう。」
ドキッ
かわいい。同じ歳だけどかわいい。
弟の誠くんは人懐こいし。
でもあたしは不器用な感じの春くんかな~♪
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