目覚め

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俺の名は黒崎柊、何のへんてつもない大学生だ。 そう今日までは… 「さてと朝飯でも作るか」 ハムエッグに味噌汁、これがレパートリーの少ない俺の朝飯の定番だ。 テレビを付けるとどこも殺人だのなんだのそんなニュースばかり、俺はため息をつきながら味噌汁をかきこんだ。 大学生といっても、もう殆ど単位も取ってるから学校にも通わなくていい時期で暇を持て余していた柊。 「古本屋でもいってくるか!」 柊は家から徒歩5分で行ける古本屋にいりびたっていた。 いつもなら真っ先に漫画コーナーに行くのだが、今日は何故か古ぼけた魔術書に目がとまった。
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