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夢でも見ているのかと頬をつねってみると痛い。
やはり夢ではなさそうだ。
唐突に魔術書が話しはじめた。
「貴様は我が漆黒の闇の器に選ばれた！喜べ、泣き叫べ！」
意味が分からない！この状況、全てが！本が喋ってるし…
困惑する柊。
「貴様はこれから自分の創造するあらゆる魔術を使う事ができる！何に使うかは貴様次第だ！」
ん？それって俺が何でも自由にできるって事？
益々、困惑する柊。
「その代わり…」
「ジリリリリリン！」
ガチャ！
タイミングが悪い！
肝心な所が聞こえなかった気がするがまぁいいやと布団から飛び起きる柊。
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