‐序章‐

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‐朽木邸‐ 「………」 六番隊隊長・朽木家当主、朽木白哉は妻『緋真』の遺影を眺めていた。 「…兄様。失礼してもよろしいでしょうか…?」 「…入れ」 …スッ… 「…失礼します」 「………」 「…用は無いのですが、姉様のお顔を見たくて…。邪魔をしてしまい申し訳ありません」 「……謝る必要はない」 「え?」 「……現に私もこうして緋真の顔を眺めている。お前は謝るような事はしていない」 「…はい」 ドタドタ… 「なんでしょうか?外が騒がしいようですが…」 バンッ! 「隊長!手合わせお願いします!」 「恋次!」 「おっ!ルキア来てたのか!」 「馬鹿者!来てたのかではないだろう!騒がしくするでない!」 「うるせえ!こっちは急いでんだ!」 「手合わせなどいつでも出来るだろう!」 「俺は今すぐがいいんだよ!」 「兄様の都合も考えろ!」 「…そっ…それは…」 「………構わない」 「…兄様!よろしいのですか?」 「手合わせをしたところで結果はわかっている」 「ほ~ら!言っただろうが!」 「…💢」 「……すぐに終わらせる」 「今回こそは負けませんよ!」 「恋次のやつ…💢」
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