崩れ始める日常

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「一河先生、連れて来ました」 教室のドアを開け、教卓にいる先生に声を掛ける。 HRが終わらない内に教室まで来れた様だ。 「おぉ、ご苦労。岡田はもう席着いていーぞ」 一河先生の言葉に「はい」と短く返し、藤堂くんに手を振って教室に入る。 俺が席に着くと、隣からのイケメンオーラ(笑)全開の視線に気付き、そちらに顔を向ける。 「なになに柚輝くんってばー。そんなイケメンオーラ放出しちゃって、君がイケメンすぎるくらいイケメンだって事は全校生徒が承知だぞ!!」 「アホか。ちげーよ、ヤケにご機嫌じゃねぇか」 「ん?あ、俺?だって転校生くんがマジで王道だったんだぜ!?興奮しない腐男子がどこにいる!」 「うわ、マジかよ。面倒くせぇ」 俺の言葉に柚輝は顔をしかめた。 そんな顔さえ似合うのだからイケメンは得だなチクショー! ,
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