崩れ始める日常

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「はうーお持ち帰りぃぃいいい!清水くん、よろしく。俺の事は好きに呼んでくれて構わないから。はあはあはあはあはあはあ」 「え、うん。…じゃあ叶って呼ぶね?僕の事は龍祐で構わないから…」 俺の前半の発言と後半の荒い息に少し引いたのか、俺と少し距離を取り始める龍祐。 今更だけど、龍祐って名前、男らしいな。 ちょっと分けてくれ。 龍祐は無事柚希とも仲良くなり(柚希は無言で龍祐を見ていただけ。龍祐はそれに怯えてただけ)、それからは優雅に対するチワワからの罵声なども華麗にスルーしながら、午前の授業を受けた。 さて、次は食堂イベントか… 俺は1人ニラニラしながら昼休みに思いを馳せた(つまりは妄想)。 ,
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