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腐男子の日常
気付けば季節は秋。
秋だなんて名ばかりでまだまだ蒸し暑い。
もう9月の半ばだと言うのに、窓から見える木々の葉は青々としているし、蝉だって鳴き止んでくれない。
何だコレは。これが温暖化か?
茹だる様な暑さにぐちぐちと頭の中で文句を垂れていると、誰かに頭を叩かれた。
「痛っ」
机に突っ伏していた顔を上げると、目の前には我が親友の姿が。
「柚輝(ユズキ)」
「だらしないぞ。見てるこっちも余計暑くなるだろ。髪ボサボサだし」
そう言いながら俺の髪を手櫛で直してくれるのは、笹川柚輝(ササカワ ユズキ)。
俺の親友兼おかんだ。
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