食堂での日常

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「さて!食堂に行くぞ皆の衆!」 4限目が終わり、俺のテンションはもう最高潮。 やっと食堂イベントの時間だ…! 「お前は……ハァ」 俺が何で興奮しているのかわかってる柚希は、眉間に軽く皺を寄せながら溜め息を吐いた。 幸せが逃げちゃうぞぅ☆ 「食堂か…。じゃあ行くか!」 優雅の言葉に柚希と龍祐は立ち上がる。 さーて、行く… あ。 「ごめん。悪いけど、先行っててくれる?用事思い出しちゃってさ」 そう言えば、まだ副会長のお見舞い行ってないや。 まだ居るかわからないけど、保健室行ってみるかな。 「そうなのか?じゃあ仕方ないな。先に行って席取っとくからな!」 こう言う風に聞き分けが良いあたり、優雅はその辺の王道転校生とは違う。 おじさん、聞き分け良い子は大好きだよ。 「本当ごめん!すぐに行くから」 俺が教室を出ようと歩き出すと、柚希が俺に着いて来た。 「俺も行く」 「おう。じゃあ優雅と龍祐、悪いけど2人で先行っててくれ」 優雅の元気の良い返事を背に、俺と柚希は教室を出た。 ,
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