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俺がそう声を上げると、柚輝からは呆れ返った視線が返って来る。
「お前はまたそれか…。王道転校生だの総受けだの…」
もう皆さんお気付きだと思うけど、俺は腐男子だ。
腐った男子で腐男子。
嗚呼、なんていい響きなんだろう。
このように俺が立派な腐男子になったのには、家族が大きく関係している。
俺の家族…姉ちゃんが所謂、『腐女子』だったわけだ。
そんな姉ちゃんに幼い頃から腐の世界に誘われ続け、幼いながらに男同士の禁断の愛に"萌え"を感じて過ごして来た。
そして、今に至ると言うわけだ。
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