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だけどそんな私の不安をよそに津田は普通に話しかけてくれた
「会長何にしますか?」
私は津田から渡されたメニューを一通り目を通しコーヒーを注文した
「びっくりしましたよ。会長が来るなんて」
津田は笑いながらそう言ってきた
「津田・・・すまない私のせいで」
私は静かに津田に話しかけた
「会長のせいじゃありませんよ。それに俺のことはもう気にしないで下さい。もう学校は辞めましたから」
「辞めた?」
私は津田の言っている言葉が信じられなかった
「これ以上会長には迷惑をかけたくはありませんでしたから。・・・それに会長にはもう俺のことで振り回されるのは見たくなかったから」
津田はそう笑顔で言った。嘘偽りのない笑顔
「なんで・・・?」
お前はそんなに優しいんだ?普通なら私を恨んでいるはずなのに。どうしてお前はそう笑ってられるんだ?その優しさが壊すんだぞ私のことを。もっと欲しくなってしまうだろお前のコトが。もっと壊したくなってしまう津田のことを。永遠にアイシツヅケテヤリタイ
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