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朝から津田と二人きりで話せた。津田は少し照れていた。そんな津田のことを私は思わず抱きしめていた
「タカトシ君」
あの女の声が聞こえた。振り返って見てみるとあの女は拳を強く握りしめていた
「・・・ムツミ」
津田は私のことを振りほどいてあの女の元へ走っていった
私の心の奥から何かが壊れる音がした
「津田今だけは見逃してやるからな。だけどもう少しだからな。もう私はコワレてイルンダゾ津田」
私はそう呟いてあの二人のことを見続けた
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