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『ただいまぁ。』
私が帰り着いたのは、結局7時回ってからだった。
『ちょっと、何してたの?心配したよ?』
私を出迎えたのは、決して声は荒げないが目が笑っていないお母さんだった。
『ごめんなさい。ちょっと、友達と長話しちゃって…。』
『全く。遅くなるなら、電話くらいしなさい?ご飯にしましょ。』
『はぁい。』
その日、夕食は何故か鍋だった。
ちなみに、7月の上旬…。
『ごちそうさま!』
私は、手を合わせてそう言って自室に戻った。
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