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大塔達不良グループ男子が外出している頃、3時限目の担任の倉野の国語の授業が開始された。
漫画研究会に所属する森村和志(男子20番)は倉野の書く黒板の内容ではなく、次作の漫画のキャラクターのイメージをノートに描いていた。
森村自身、国語も倉野も嫌いではなかったが、それ以上に漫画の事で頭がいっぱいで授業どころではなかった。
その光景を森村の後ろの席に座っていた囲碁部に所属する赤井隆司(男子1番)はこっそり見ていた。
そして、隣に座っていた同じく囲碁部の飯島さくら(女子4番)にさりげなく目で合図をした。
しかし、倉野は森村、赤井、飯島の動作に不思議がり彼らの近くに近寄った。
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