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男子学級委員をしていた吉井はその頃、勉強に励んでいた。
もう中学の最終学年で高校入試に向けてという事もあったが、学級委員がクラスで成績トップクラスにいないといけないという責任感に近いものもあった。
眠気に耐えながら、コーヒーを飲み、比較的難易度の高い数学の問題集の解答をノートに書き、正誤と解説をノートに書き写した。
明日の避難訓練の事よりも、勉強の事で頭がいっぱいながら、問題集の切りの良い所で止め、最後は眠気に勝てず、一夜を机で睡眠を取って過ごしたのだった。
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