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「可愛い我が子には!」
「旅をさせましょう!」
「はい?」
それはあまりにも急な話だった。
僕の名前はアレク。
つい最近、南の大陸の中心地にある聖ライトネス学院を卒業した15歳だ。
「旅?何言ってるの?」
「お父さんも若い頃は旅をしたもんだ」
「旅の途中で私と出会ったのよね」
わけがわからぬまま、話が進んでしまっている―――、
「そうそう、そうだったよな」
流石にこのままではいけないので僕は声をあげた
「ちょっと、何勝手に話進めてるの?」
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