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「そうと決まれば!」
「早速宴だ!俺は町のみんなを呼んで来る」
「早速料理を作らないと!」
僕の声は届かなかったようだ―――、
「ねぇ、何言ってるの?」
突然すぎて、わけがわからなかった。
「あのね、アレク。男の子は15歳になったら旅をするものなの」
「いや、だから僕はこの首都ホープでより詳しく魔法について学ぶって言ったじゃないか!」
そう、僕は自分の将来を自分で決めていた。
が、この両親ときたら―――、
「あら、最近は魔法剣士が増えてきたじゃない?だからアレクも勉強だけじゃなくて鍛えてもらわないと!」
「そんな・・・」
それをあっさりと否定してきた。
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