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草むらから現れたのは短髪の黒髪の男だ。
(意外に若いのね。だけど、こんな所で人に会うなんて。)
なんて独り言のように考えてても事態は変わらないので、相手の返答を待ってみる。
「いや…覗きっす。」
ヘラっとした笑いにやるべき事は決まっていた。
とりあえず足で湖底の石を掴み、手に受け渡すと迷わず男に向かって投げつける。
「ギャフッ」
男が叫び声を出して倒れたのを確認してから、湖からあがる。
「ま、互いに事故ってことで。」
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