274人が本棚に入れています
本棚に追加
だからなんで俺の周りにいる人間はみんな、俺の意見を聞かずして去っていくのだ?
ヒラヒラと片手を振って出て行く姉ちゃんを見送りながら、そっとため息をついた。
「遅い!」
イヤイヤ、精一杯頑張ったんすけど…。
「まぁいいわ。
上杉んとこでお茶でもしましょ、もちろんあいつの奢りで」
にっこりと笑って毒を吐く姉ちゃんに、なぜか怒りのオーラをバシバシ感じる。
なんか姉ちゃん、怒ってない?
俺、なんかしたっけ?
見に覚えが全く無いんだけど…。
最初のコメントを投稿しよう!