45日目

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「それは申し訳ないことしたな」 「…ッ!?慶一郎さん?」 いつの間にかお盆片手に現れてた上杉さんが、姉ちゃんのボヤキに答えていた。 ビックリしてテーブル脇に立つ上杉さんを見れば、姉ちゃんのどす黒く変化した笑顔にも平然として受け流している。 さすが腹黒同士ってやつか? 二人の醸し出すオーラがハンパねぇ。 「熱いから気をつけろ」 しばらく二人で見つめ合っていたが、何事も無かったように上杉さんは俺の前に注文した珈琲を置いた。
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