274人が本棚に入れています
本棚に追加
「…おと」
「ヤバッ?」
もぞもぞと動いていたら、どうやら上杉さんが目を覚まし始めたらしく、グイッと腰を引き寄せられ腕の中に抱え込まれた。
そのまま上杉さんは再び眠ったらしく、規則正しい呼吸に変わった。
眠っていても、ギュッと俺を抱きしめてくれる、その何気ない仕草に、ほんわりと胸が暖かくなった。
結局いつから俺のことを好きだったのか聞きそびれたけど、まぁいいかなって思った。
後々聞き出せればいいかなぁ、なんてな。
絶対誤魔化されそうだけどさ。
最初のコメントを投稿しよう!