45日目

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「…おと」 「ヤバッ?」 もぞもぞと動いていたら、どうやら上杉さんが目を覚まし始めたらしく、グイッと腰を引き寄せられ腕の中に抱え込まれた。 そのまま上杉さんは再び眠ったらしく、規則正しい呼吸に変わった。 眠っていても、ギュッと俺を抱きしめてくれる、その何気ない仕草に、ほんわりと胸が暖かくなった。 結局いつから俺のことを好きだったのか聞きそびれたけど、まぁいいかなって思った。 後々聞き出せればいいかなぁ、なんてな。 絶対誤魔化されそうだけどさ。
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