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「ふあー。‥ねむぅ」
もう、我慢できひん。寝よ寝よ
なんやまだ揉めてる亮たちをほったらかしにして自分の席について机に突っ伏した。
‥おやすみなさい。
「‥い」
「や、‥きろや」
「‥安田ぁああっ!!」
「、っい‥うー(泣)」
怒鳴り声と共に頭に凄い衝撃が走った。
‥酷い。気持ちよく寝てたのにー‥ってか
「しぶやん?」
「お前、俺が呼んでんのに無視して寝るとかいい度胸してるやんけ」
「ごめんごめん。どないしたん?こんな早くから学校来るなんて珍しいね」
渋やんは朝が弱いからいつも昼からくるの。こんな早くに来たんいつぶりかなー?
あ、明日は霰が降るかも。
「丸と‥喧嘩してん」
「え、嘘やろ?」
いきなり何を言い出すんだこの人は。
まあ、でも、渋やんがこんなに悲しそうな顔してるからほんまなんやろうけど‥ここのカップルが喧嘩するなんて初めてやで。僕びっくりしたー
「こないだ、丸にプレゼントあげよ思て丸の誘い断って友達と買いに行ったらキレられた」
「あら、そこで渋やん逆ギレしちゃったん?」
「‥うん」
ほうほう。こりゃ大変だ
丸がキレるなんて、よっぽどショックやったんやろなー。
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