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長男が3歳になった頃 次男が産まれた 家にいると集まりに出るように言われるから またパートに出た 義母は義父が仕事に出掛けるとき 必ず見送りをした 私にもそれを求めた 路線バスの運転手は早番 遅番があって大変だから見送らなくていいと夫は言うけど 私も剥きになっていた 長男がだんだん言うことを聞かなくなり手に負えなくなってきた 義母が体調を崩したのを期に別居することになった 義父から 「婆さんを殺す気か」 そう 捨て台詞を投げつけられた 心に抜けない棘が刺さった
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