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そっか、今までこんなに長く誰かと話す事なんてなかったから名前なんて聞く必要も聞かれる必要もなかったんだ。
私の名前、どうすればいいんだろう。
「まあ、いいや。 名前が無くても友達にはなれるしね。」
必死に悩んでいる私に彼女はそう言った。
「トモ、ダ、チ? トモダチってなに?」
「えぇ~!! 友達も知らないの!? 変なやつ。」
むっ、あんたに変って言われたくないな。
私はむきになって、「あんたの方が私より変わってるよ。」と言い返せしてみる。
すると目の前の女子は露骨に嫌そうな顔をして私の事をじっと見て来た。
こういう時ってどうしたらいいんだろう…
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