■始まり■

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それで、自分の魂は、今から回収されてしまうのを知ったルイスは凹みながら、直ぐ様、ある疑問を思い浮かべる。 “回収された魂は、何処に行くのか? 何処に集められるのか?”という、疑問。 そんな疑問形になっている魂を感じ取ってか、直ぐ様、ルイスに答えをあげるノダン。 『先に謝って置くお♪ また、魂を感じ取ってしまって御免なさいだお♪ でも、お悩み中なルイたんをこのまま放置プレイするのは出来無いから、あたちは言うお♪ 回収された魂は、先ず救われ安心楽チン天国と責め苦でGOの自業地獄の中間地点に集められるんだお♪ 中間地点、つまり魂処理場の事を指して言うんだお♪ そんで、そこで魂の罪の仕分けを行うんだお♪ まぁ~生前犯して来た罪状認否を執り行うという事なんだお♪ 』 聞いた途端、ルイスの魂の中で納得出来無い事が、また一つ生まれた。 罪の仕分けだとか、罪状認否だとかを、自分を殺して、平気で命を奪っといて、何様のつもりだという事。 そこで、すかさず、ルイスの魂を感じ取ったノダン。 ルイスの納得出来無い部分の穴埋めを敢行。 『ワタチとした事が、ついつい、癖になっちゃんお♪……じゃなくて♪ 癖になっちゃって……またまた魂を感じ取ってしまったでふお♪ 勘弁してケロでふお♪ ほんで♪ 確かに、とある不幸の使いの御方しゃんが♪ ルイたんの命を奪ったのは事実なので♪ そこは否定はしないお♪ でも一旦、死んで魂になったからにはお♪ 罪の仕分けを受けるのは、規則で決められているから拒否ったり♪ スルーするのはダメというか♪ 無理なんだお♪♪ 』
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