■始まり■

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自分の魂を無視したかの様な酷過ぎる扱い。 自分という魂の意見も全く聞かず、尊重も何も無しに、自動的にベルトコンベアーで運んで勝手に処理しようとしている、自己中心的な言葉。 更に腹が立つ。 ノダンのアニメキャラボイスやアキバ系口調にも、大分苛々させられていたが、それを遥かに怒りという感情が、ルイスの魂を震わせ凌駕させていた。 『つまりはだ……。 只、言われるがまま、されるがまま、忠実に従えと言う事か? 馬鹿みたいに何も考えず何も言わず全てを受け入れろって事か? 』 ノダンに喰って掛かるルイス。 でも、顔色一つ変えず、涼しげな表情で、淡々と自分の仕事を進行して行くノダン。 『ルイたんの魂の言い分は分かったお♪ だけど、もう、あんまり時間が無いお♪ アタチは上の方に指示された通り♪ 自分の仕事をキチンとこなすだけだお♪ とゆう事で♪ 魂のルイたんには悪いんだけど♪ ソウル・キャッチ・ザ・ハンド♪ 使わせて貰っちゃうんだお♪♪ 』 そう言った後、ノダンの両手が10倍位の大きさに変化した。 どうやら、問答無用らしい。
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