【イザベラ★ルイスの仕事】

■始まり■

『それでは♪ 回収屋の仕事を♪ このまま遂行させて頂きますお♪ 連れて行っちゃうんだお♪ 』

そう言ったノダンは、赤い翼を背中に生やし、空高く飛翔した。

《ブァサブァサ♪ブァサブァサ♪》

そのまま赤い翼を羽ばたかせ、飛行して行くノダン。

目的地に向かって、ルイスの魂を回収屋として、強制連行で連れて行くつもりらしい。

『うぉいっヾ！！ 僕の疑問による全ての質問や話は完全にシカトかい！ んなろぉ～っ！ 勝手に人を殺しといて！ 勝手に人の魂を連れて行ってんじゃねぇ――っ！！ 』

『そげんこつば言わはれましても♪ さっき言った通り♪ 無理でふお♪ 無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理ムリなんでふおぉ～～～っ！！！ 』

自らの魂を強制連行されている最中に、ルイスは、魂の回収屋ノダンと口論しながらも、其の隙を付いて、どうにか脱出しようと試みる。

だが、やはり、ソウル・キャッチ・ザ・ハンドの両手にガッチリ捕まったまま、どうにもならない。

無駄に抗う事、約１０分少々――

何やら異空間の入口らしき、右側半分白色、左側半分黒色のドアが、魂となった僕の目の前に現れた。