■始まり■

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白黒のドアが突如出現した後、ノダンが笑う。 『にゃははははは♪ にゃははははは♪ にゃははははは♪ 』 すると、どういう訳と仕組みなのか、全く皆目見当も付かないが、白黒のドアの内側から機械的な声が聞こえて来る。 『オンセイカクニンイタシマシタ……。 ドウゾ、オハイリクダサイ! 』 機械的な声が僕の魂に迄、ビシビシと響いて来る。 それで、其の機械的な声が途絶えた途端―― 《ギギギギィーーーッ!!》という音と共に、ドアが開いた。 白黒のドアが開いた途端、ソウル・キャッチ・ザ・ハンドから僕の魂を放すノダン。 『着いたお♪ 着いたお♪ 到着なんだお♪ 到着したら♪ さっさとルイたんの罪状認否を行っちゃうんだお♪ でないと、アタチの次の不要の魂回収が待ってて♪ それが終わらないんだお♪ 』 そう言って、白黒ドアの内側へと僕の魂を『えい♪』という声と共に《ドンッ!!》と、押し込む。
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