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「これ…」 それは少し、黄ばんでしまった封筒 それは私の懐かしく若い頃の気持ちをたしなめた手紙 こんな所にあったのか、良かった。見つかって もし誰かに見つかってたら…寒気がする その封筒の中身を見ようと…思ったけと止めておこう 昔は昔である。今が大切なのである 昔の自分にごめんね。と心で呟きまたアルバムに挟み、アルバムを押し入れに戻す。 やっぱり埃は被せておこう。こうしておけば昔の事と実感出来るし、見ようとは思わない筈だ。埃だらけになりたくないし さて、晴れ着を脱ごうと帯に手をかける と同時に放り投げた携帯が音を出し始めた 誰から?と画面をみると、今日連絡先を交換した友人からの電話である 「はい、もしもし?どした?」
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