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「ふぅ…疲れた…しんどーいよー、と」 家に着き、ドアを開け玄関で履き物を脱ぎ捨てリビングのソファーへと向かい、一言呟き私はソファーに疲れて座り込んでしまった 何故、私はここまで疲れているのか。その答えは実に簡単 それは今日が成人式だったからである 朝、晴れ着にかんざしにメイクをして出来る限り自分を着飾って成人式会場へと向かった 会場の外にはやはり人がいっぱいで来た人達には悪いけど、吐き気が少しした そして気になるのが同級生が居るかどうかだ、其処ら辺りに居ないかと見回していたら見覚えのある声を見つけたので声を掛けてみた 声を掛けた子は此方を振り返りまじまじと顔を見て「あー!」と思い出す様に声を上げ、笑顔を向けてくれた その子は高校から別々になってしまった女の子で、私と一緒によく遊んだ子である まず、話は自分達が高校に入って、今はどの様な環境か、な始まったのだけれども直ぐに中学の思い出話に華を咲かせた あの子はどうなったの?やクラスメイトの笑い話、次から次へと出てくる思い出 あまりにも楽しく時間が足りないので時間がある時に、とお互いに携帯番号を交換して会場内部へと入った
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