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サラッと怖いことを言い放った｡
そのため一瞬、新入生の皆さんが体を跳ね上がらせたよ｡
さて、今“チーム”と言う言葉が蓮姉さんの口から出た｡
これも蓮姉さんから聴いた話だが…｡
“チーム”とはそれぞれ各学年から5つ作られる｡
それらのチームは、様々な依頼を請ける資格を持つのである｡
何故、“5つ”かと言うと――俺達一年生が受ける最初のテスト『知的能力診断テスト(所謂、普通のテスト)』で成績が上位5人がチームを作る資格を持ち、その5人がこの俺ら一学年の中から選出して作り上げるのである｡
尚、作り上げたチームは学院を卒業するまで解散はされない｡
上限は定められてはいないのだが、基本的には一チーム5人まで、最低でも2人までと成り立たなければならない｡
選出された学生は、将来保証されると言うが、実質それが本当かどうかは俺が知る余地も無い｡
また、選出されなかった学生は……はっきりと言うならば学院生活での成績で将来を決める訳である｡
――説明が長過ぎたな｡
話を元に戻そう………｡
『――また、この学院に来た以上、お前達の努力や志が試される｡気を強く持ち、どんな事にも屈しない心を持て｡では学院生活を楽しんでくれ｡
あー、それとこの場を借りて申し上げるが、笹倉 一葉｡後で学院長室に来るように』
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