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「それ<お腹すいたー。車で移動中だよ。>な!!」
車以外漢字が読めなかったらしい。
「だって漢字分かんないもん!!」
春樹と陽菜はぷーっと膨れた。
「ははっ!」
まぁ、小2じゃしょうがないか。
と思い笑ったが、メールを送ってくる主にはしょうがないで許せなかった。
───メールガトドキマシタ。
さっきのメールの3分後くらいにまた着信音が鳴る。
「兄ちゃんメールがきたよ!」
<信号が赤!進まない。>
そのまた3分後
───メールガトドキマシタ
「兄ちゃんメールまた来たって」
<やばいっ!あのおじさんカツラっぽい!>
そのまた3分後
────メールガトドキマシタ。
「兄ちゃんメール!」
<やっぱり5月といえばプールだよねー。>
「春樹、3ってかいてある上のボタンを押せ。」
「この電話が置いてあるボタン?」
「そうそれ。長く押せ。」
「わっ画面が暗くなった!!」
俺は春樹に携帯の電源を切らせた。
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