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──満開だった桜も今では葉桜にすっかり模様がえした5月
今日はよく晴れた日曜。
「春樹、陽菜!部屋にある洗濯物もってこい!!
今から洗濯機回すから。」
『はーい!!』
2人の大きな声が聞こえてくると同時にバタバタと廊下をかけてくる足音が聞こえてきた。
俺、逢坂 宮乃(アイサカ ミヤノ)
高校2年生17歳はこの家、逢坂家の長男である。
素直で好奇心旺盛な双子の兄妹
弟、春樹(ハルキ)と妹、陽菜(ヒナ)そして今は部活でいないがませてる生意気な弟、滝(タキ)を持つごく普通の高校生だ。
公立高校にもかかわらず、土曜日に授業がありそのため週に1度の休日はたまった家事を片付ける日となっている。
「兄ちゃん持ってきたよ!!」
1人目の足音の主、春樹が給食当番が着る白い白衣が入っている袋を持って洗面所にきた。
「体育着は?持ってかえって着てただろ?」
金曜日には確か玄関に置いてあったはずの体育着は行方しらずだ
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