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『兄ちゃん!!洗濯物のとりこみ終わったであります!!』
春樹と陽菜はベランダで洗濯物を干している俺の横に来て敬礼をした。
「ご苦労。じゃあそれたたんでくれ。」
『はーい!!』
2人はぱたぱたと洗濯物をたたみに部屋に戻っていった。
多分10分くらいたったらまた敬礼しにくるだろう。
そんなとこを考えながら頭の中ではこれからの予定をたてていた。
たまってた洗濯物干したからあと部屋の掃除か。
あとそろそろ昼ご飯もつくらねぇと。
と思ってた時、俺のポケットに入っている携帯が鳴った。
「わっ!!」
いきなりだったので驚いて声をあげてしまった。
なんとも恥ずかしい瞬間である。
気を取り直して携帯を開くとディスプレイには
逢坂 響
と表示されていた。
それは紛れもなくうちの母親の名前であった。
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