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『朝が』
朝が
こんなにも
虚しいものだとは
知らなかった
あなたがいない
目覚めるたびに
その現実を
突き付けられる
言葉を置かせて
何も
望まないから
叫んでも
あなたを
苦しめるだけ
さよならが
言えない
ありがとうが
言えない
あなたが
私を
望まない
どれだけの朝がくれば
虚しさは消えるの
待ち続けた
不安な日々は
もう来ない
点滅に心躍った
幸福な日々も
来ることはない
なんて
虚しさ
刻一刻と
時は私を
思い出にするの
供には
ゆけないの
泣かせて
ごめんね
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