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『あつ~…帰りてぇな…』
暑すぎていつも行く
体育館下にある自販機さえ
遠く感じる。
ダラダラと廊下を歩く。
途中、何人か声を掛けられたが面倒くさくて
手だけで挨拶した。
『おっ。桃瀬!』
振り向くと担任がいた。
ユウヤ『なんすか?』
担任『桃瀬~進路の紙提出してないのお前だけだぞ~?』
ユウヤ『あ~…適当に大学行くんで。』
3年ともなると進路・進路ってなにかとうるさい。
別にやりたいこともないし、
親には大学行け言われたから
とりあえずそう答える。
担任『お~。そうかそうか。じゃあ行く大学決まったら相談こいよ~』
担任はそういうと去って行った。
こんなユルくていいのかね?
説教されるよりましだけど。
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