332人が本棚に入れています
本棚に追加
「ったく、ヒナタはいつまでも小学生みたいなんだから。アキちゃん本当にごめんね」
「ううん!てか、そんなのソウちゃんが謝ることじゃないし!」
ソウちゃんと歩く通学路。
ヒナタは、朝練とか言って、先にスタスタと学校へ行ってしまった。
そんなに、私といたくないのか!
……せっかく、一緒に行けると思ったのになあ。
「アキちゃん、ほんと一途だよねー」
「ぎょわ!なっなにがっ」
お腹を踏まれたみたいな声を出してしまった私を、ソウちゃんはくすくす笑いながら見つめている。
最初のコメントを投稿しよう!