序章

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ここは…日の本 日本の様で日本ではない、この国は主上<帝>と将軍が政を行い国を成り立てていた。 京の都では帝が祭事を行い、平安時代のような寝殿造に住まう公家衆と… 東の都では将軍が政を行い、五大老を従え、コンピューターを駆使した世界… 帝は政の一切を将軍に任せ、将軍は帝を重んじ、何かある度に帝の元を訪れた。 帝は国を守護する神々の血筋をひいており、 帝の実子は女子(おなご)に限り<木.火.土.金.水>いずれかの力を持ち、神々の愛を一身に受けることが出来た。 …しかし、その女子はこの国で一人しか存在しなく、亡くなると次なる力を持つ女子が誕生した。 その女子は <斎宮> と呼ばれ 国の安泰と平和を祈るため帝の元を離れ、この国の最高位の天照大御神の依代として伊勢の地に住むこととされていた。
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