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「凛ー」
名前を呼ばれて振り返ると、親友の冴華が立っていた。
『冴華』
「今日でしょ?梓君迎えに行くの」
その問い掛けに、私の顔は自然に笑顔になる。
『うんっ!』
「…随分嬉しそうね」
『そりゃあもちろん!』
だって、あの梓が、
この町に帰って来るんだから。
私は空を見上げて、梓のことを思った。
梓…
早く梓に会いたいよ
「もう時間なんじゃない?」
『えっあっ、もうこんな時間!?』
「いってらっしゃーい(笑)」
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