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ずらりと並ぶビル
アパートもマンションも普通にある
店だってたくさんある
少し歩けば、すぐに住宅地
人間の町とは変わらない普通の町
だけど、一つだけ違う
人間の町ではなく
化け物の都市の
化け物の町なのだ
そんな町に人間でも入ったら、死を及ぶ危険を担わなくてはならない
当然、人間達はこの都市に入るのも近づくのもほとんど無い
そんな都市に人間が歩いていました
「ふんふーん、響和町に来て、一週間…もー夕方…」
響和町を探索する青年は何やら紙切れを持って、建物を探していた
青年の特徴は
ところどころ跳ねた黒髪
何物にも染まることない黒目
透き通るような健康色肌そう…ただの人間とは変わらない青年のはずだが…
青年の周りは異常だらけだった
赤く充血したような赤い目をした少年
幽霊のように真っ白い肌をした少女
緑のカラーした髪型の男とか
身長が高すぎる女とか異色した人間がさも当たり前にいるのだ。
しかし、青年は怪しがることなかった。
まるで、こういう町にいましたって雰囲気を…違いました。お腹が空いたぁぁぁぁと雰囲気を出しまくっていました
「クソババァ!あんちきしょう!いきなり、知らない町に俺をぶち込みやがって…金もねーし!暮らすとこもまだたどり着けねぇし!間違ってんじゃねぇか!?」
町中に青年の叫びが知れ渡ったが、人々は驚くこともなかった
響和町はまるで騒ぎが起こすのが当たり前ように、あちこち騒いでいるから、青年の叫びはどうってことないらしい
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