あっちゃー、知らない町へ行くときはちゃんと準備するべきだ

5/20
78人が本棚に入れています
本棚に追加
/100ページ
「ここは遠いが……分かるな。よし、私はさっさと巡回に戻らないといけないから、一分で済ますぞ」 「え!?待った!どうやって行くんだよ!」 「さっき、見ただろう。いいから、行くぞ」 「っ!ああああああ!」 天音は青年を姫だっこし、建物へ向かった 突然の状況について行けない青年はただ、建物にぶつかるしか考えなかった しかし、青年の考えを裏切ることになる。 天音はビルの壁にくっつけられているように走った。とんでもない速さで走っていく 走って、建物の屋上を蹴って、跳ぶ。 蹴っては跳ぶ、 蹴っては跳ぶ、 その繰り返しだった 青年はあまりの怖さに言葉を失ってしまう 無理もない。青年は一応、ただの人間ですから
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!