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「大丈夫だ。クーニャが恐がる必要はないよ。私が全力で命尽きるまで守ろう。一緒に来てくれないか?」
凛と響いたその声は、言い聞かせるというよりは決意のように洩れる。
眼差しは強く、紫の瞳が光で揺れるのが綺麗に思えた。
「……うん。わかった、行く」
どうやら、話はついたみたいだ。
今度は俺達がどうするか選択するする番。
クーニャと呼ばれる、金髪赤目のエルフは準備を始めたみたいで
その姿を見ていた、紫のエルフが俺達の元へ来ては小声で話し出す。
「改めて礼を言わせてくれ。助かった、ありがとう。それでもしよければなんだが、君達にも無管轄エリアまで同行してくれないか?」
おぉ、これで一緒に行くことになるのね。
なるほど、なるほど、楽しくなってきた。
「なら、一緒に─────
「俺達を信用していいわけ?ドワーフ側の仲間で、同行中に二人を捕まえて連行とか考えないのか」
俺の言葉を遮り、陸斗がうっすら笑みを浮かべてる。
何故こんな挑戦的なんだよ。
戦うことになったらどうするんだ、ってかこのままイベント終わったらどうしよう
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